ヤマハ発動機から昨年12月に国内発売され、販売好調な「YZF-R25」。その初期購入者の45%は29歳以下の若者たちで、そのうち約半数はファーストバイクとして購入した新規参入層だった。
「若い人にとってはバイクショップに出向くことさえ敷居が高い」。ヤマハ発動機販売はそのため、知りたいことを自分で調べられるような情報提供に取り組むなど、新規若者需要の開拓に取り組んできた。
以下ヤマハ発動機ニュースレターより
「数字をまとめていくうちに、これまでなんとなく感じていたことが確信に変わっていくのを感じました。オートバイに興味を持ち、近い将来、オートバイ本来の魅力を実感してくれるであろう若い人たちは、いま確実に増えています」。
ヤマハ発動機販売(株)MC営業企画部の山崎亮さんは、データを示しつつ、嬉しそうな表情を浮かべてこう話しました。昨年末に発売した新製品「YZF-R25」(250cc)は、年間7,000台の販売計画に対し、わずか1か月間でその半数を超える3,800台を受注するなど好調な出足を見せています。しかし山崎さんが喜んでいるのは「売れている」からではありません。「YZF-R25」の初期購入者プロフィールを検証する中で、長年頭を悩ませ続けてきた大きな課題に新たな兆候が見えたからなのでした。
国内二輪車購入者(新車)の平均年齢は約51歳。このうち29歳以下の若者は50cc以下の原付一種を合わせてもおよそ9%にしか過ぎません(ともに自工会※調べ/2013年)。つまりバイクブームと言われた1980年代に二輪免許を取得した世代が、30年近く経った現在もまだ需要の中心となり続けているわけです。
自工会二輪車特別委員会では2020年の新車販売目標を100万台と定め、業界を上げてさまざまな取り組みを進めていますが、それを実現するためには新規若者需要の開拓が最も大きなテーマであることは明らかです。
「ここ数年、渋谷など若者が集まる場所で開催したニューモデルの展示イベントでは、立ち止まって興味を示してくれる若者が増え、すぐには販売に結びつかないまでも、その可能性は強く感じていました」と山崎さん。そして発売後、「YZF-R25」にいち早く飛びついたのは、業界が、そして当社が渇望していた若い世代だったのです。「YZF-R25」の初期購入者の平均年齢は30代前半、しかもその45%を29歳以下の若者が占めていたのでした。
バイクブームの1980年代、その需要を牽引し、オートバイ本来の魅力を多くの若者に伝えたのは250ccの軽二輪カテゴリーでした。「市場の活性化には、250ccから400ccへ、そして750cc以上の大型二輪というようにステップアップが欠かせません。その入口としては、YZF-R25のようなギア付きの250ccが最適なんです」と山崎さん。かつて250ccのビッグスクーターにたくさんの若い世代が参入したこともありましたが、「残念ながらオートマチックでは、ステップアップにつなげることはできなかった」と振り返ります。だからこそ、ギア付き250ccの新製品に新規若者層が参入してきたことが「嬉しくて仕方ない」というわけです。
「どうすれば若い人たちが振り向いてくれるのか、それが長い間つかめませんでした。確信を得たこれからは、自信を持って取り組みを進められます」と山崎さん。まずは今年、全国の自動車教習所で、免許取得者を対象とした試乗会を展開する予定です。
RT @motto_motogp いやまあそりゃそうでおめでとうございましたなんだけど、一時国内のバイクメーカーは、リッターにうつつを抜かして小排気量の新型開発の一切をやめてしまっておいて「なんで若者にバイクが売れないんだろう」とか言われても、何を今更と思わなくもないわけですよ。これでざっと20年は失われた訳で
RT @motto_motogp だれがいきなりで一台150万も200万も(200馬力も)するバイクを買うわけよ。
RT @motto_motogp 80年代のバイクブームと同じ轍を踏まないためには、またこれ安易なスペック競争に陥らないようにしないとね。とは思うけど、そりゃ気筒数やら馬力やらは、数字が多いほうがありがたいというのはあるわけで、そこできっちり「このバイクはこういう狙い(だからこれでいいんです)」というのが
RT @motto_motogp ユーザーに伝わらないとダメだし、ユーザーの側も少しは賢くなって、自分が必要とする走りとマシンスペックっちゅうのを照らしあわせて「これがオレのバイク」って自信を持って言えるようにならんといかんわな。新型が出るたびに、スペック見てグラグラしてるようじゃダメなんだよ(オレ)
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