RT @SankeiBiz_jp 【車とは違った魅力があります】二輪メーカー、若者取り込みへ本腰 ヤマハ発は免許取得支援(SankeiBiz編集部)
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初心者も乗りやすく
「私、二輪免許を取ります!」。7月1日、ヤマハが9月に発売する新型三輪バイク「トリシティ125」の発表会で、CMに出演するタレントの大島優子さんがこう宣言した。
トリシティは前輪を2つにすることで接地面積を広げるとともに、カーブを曲がるときに前輪が車体に合わせて傾く構造を導入し、初心者でも乗りやすいように安定性を高めたのが特徴。柳弘之社長は「バイクの経験がない人にも乗ってもらいたい」と、若者たちの取り込みに意欲をみせる。
若年層に人気の高い大島さんが免許取得に挑戦する姿もインターネット上で公開するなど、宣伝にも工夫を凝らしており、「既にかなりの予約が入ってきている」(広報担当者)。
二輪免許の保有者を増やすため現金1万円をプレゼントするキャンペーンも始めた。来年6月30日までに新たに免許を取り、トリシティの新車を購入した人を対象に支援する。
ホンダは新車ラッシュで二輪市場の盛り上げを図る。今年に入って既に20車種以上を投入しており、中でも男子高校生など若者を購入層として想定し、2月に発売した原付きバイク「ダンク」の販売台数は約6000台と好調。今月1日には、車検が不要で維持費が抑えられることから若年層のユーザーも多い250ccクラスに、スポーツバイク「CB250F」を投入した。
スズキも若者の需要を見込み、軽量で扱いやすいながらも本格的なツーリングにも使える200ccの新型スクーター「バーグマン200」を2月に発売した。年間2000台の販売目標を上回るペースで売れている。
“団塊世代頼み”脱却
ピークの1980年代初めに年間300万台超だった国内のバイク需要は、99年度に100万台を割り込み、2009~10年度は7分の1程度にまで落ち込んだ。08年のリーマン・ショックに端を発した不況を機に、主力ユーザーだった若者のバイク離れが急速に進んだためだ。
日本自動車工業会の調べによると、ユーザーに占める10~30代の割合は13年度に19%と05年度の約4割に減少。一方、若い頃にバイクに乗っていた「リターンライダー」が増え、50歳以上は56%と過半数を占めた。
中高年層の回帰で13年度の国内バイク需要は約47万8100台と2年ぶりに増加に転じ、長期の低迷からようやく抜け出せる兆しも出てきた。
もっとも業界側は「団塊の世代がいつまでもバイクに乗ってくれるわけではない」(自工会の池史彦会長=ホンダ会長)と楽観はしていない。反転攻勢のチャンスとみて業界を挙げて盛り上げを図る。
若者のバイク離れは駐車場の整備不足に加え、学校や家族の反対なども要因とされる。自工会が22日に浜松市で開く「バイクラブフォーラム」には、若者に人気の高い東京・下北沢の商店街関係者も招き、バイクで立ち寄りやすい街づくりを話し合うなど、若者ユーザーの取り込みに懸命だ。(田辺裕晶)
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